アルコールパッチテストは皮膚にアルコールを触れさせ、その反応を見て下戸や酒豪といった体質を判定します。
お酒に強い人は変化しませんがお酒に弱い人・下戸の人は皮膚が赤くなります。
ところでアルコールパッチテストで皮膚が赤くなる理由って知っていますか?
お酒に弱い人・下戸の人はアルコールパッチテストでなぜ皮膚が赤くなるのでしょうか?
アルコールパッチテストの仕組みについて調べてみましたのでよければ見ていってくださいね。
アルコールパッチテストで皮膚が赤くなる理由は?
家庭にあるものでできるアルコールパッチテストでは皮膚にエタノール消毒液を染み込ませたガーゼを貼ります。
そして時間経過後に皮膚の変化を見て下戸などの体質を判定します。
その変化とは皮膚が赤くなるというものですが、ここで疑問が浮かびます。
なぜお酒に対して弱い体質だと皮膚が赤くなるのでしょうか?
アルコールが皮膚を刺激してかぶれて赤くなったわけではありません。
アルコールパッチテストで皮膚が赤くなるのは、直接的な刺激によるものではありません。
皮膚にはカタラーゼという酵素があります。
アルコールを皮膚に付けるとカタラーゼによってアルコールが酸化されます。
そしてアセトアルデヒドを生成します。
お酒に弱い・下戸の人はアセトアルデヒド脱水酵素(ALDH-E2)の活性が低い、または欠損しています。
そのためアセトアルデヒドが蓄積され、毛細血管が拡張します。
これがアルコールパッチテストで皮膚が赤くなる理由です。
逆にお酒に強い人はALDH-E2の活性が高いので、毛細血管も拡張しない→赤くならないのです。
アルコールパッチテストの判定は正確?
人間はお酒を飲んだ後、体内でアルコールを分解していきます。
アルコール
↓
アセトアルデヒド
↓
二酸化炭素+水
の順で分解されていきます。
アルコールパッチテストはこの分解能力の程度で判定しています。
しかしアルコールパッチテストは上記の、
アセトアルデヒド
↓
二酸化炭素+水
の分解能力の過程だけしか判定できません。
他の項目、つまりアルコールそのものに対する感受性やアルコール脱水素酵素の活性までは分かりません。
なので体質を100%判定する事はできないのです。
アルコールパッチテストはあくまでも目安を知るためのものとして行うようにしましょう。
まとめ
アルコールパッチテストで皮膚が赤くなるのは、アセトアルデヒド脱水酵素(ALDH-E2)の活性具合が関係しています。
お酒に弱い・下戸の人はALDH-E2が低い、または欠損しているためアセトアルデヒドが蓄積され、毛細血管が拡張します。
この毛細血管の拡張が皮膚の赤くなる理由です。
なおアルコールパッチテストはアルコールが分解される工程のほんの一部が結果として現れます。
アルコールパッチテストだけで体質が100%分かるというわけではないという事を頭に入れておいてくださいね。
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